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えっ、こんなものまで?持込禁止の荷物と持込必須の機内手荷物とは

旅行の荷物を準備する際に、ものによってはスーツケースの中に入れておくべきものなのか、リュックに入れていいものなのか迷う場合がありますよね。

保安検査場の手荷物検査で引っかかったものについては、基本的にその場で廃棄する必要があります。

また、逆にものによってはスーツケースの中に入れて預けることができないものもあります。

僕も昔、モバイルバッテリーをスーツケースに入れてしまって空港でバタバタした経験があります…。

そこで今回は、海外旅行初心者の方でもこれを見ればまるわかり!飛行機に乗る際の荷物のルールをについてとめてみました。

なお、そもそも旅行に必要なアイテムが知りたい!という方は以下記事にて説明していますので是非ご参考にしてみてください。

初心者必見!海外旅行で必要な持ち物とおすすめアイテム

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機内に持ち込むことのできる手荷物のサイズ

機内に持ち込むことのできる手荷物にはサイズ制限がありますが、実際に持ち込み可能なサイズって航空会社によって異なるのを知っていますか?

主要な航空会社のサイズ一覧を以下にまとめてみました。

分かりやすいように長い順に(A),(B),(C)としています。

通常、手荷物のサイズは(A),(B),(C)それぞれの長さ、もしくは3辺の合計値で決まります。

以下は、一般的なエコノミークラスでの各航空会社の機内持ち込みの条件です。

航空会社サイズ重量個数
ANA(A)55cm,(B)40cm,(C)25cm以内かつ3辺の合計が115cm以内10kg1
JAL(A)55cm,(B)40cm,(C)25cm以内かつ3辺の合計が115cm以内10kg1
ルフトハンザドイツ航空(A)55cm,(B)40cm,(C)23cm以内8kg1
エールフランス航空(A)55cm,(B)35cm,(C)25cm以内12kg1
アメリカン航空(A)45cm,(B)35cm,(C)20cm以内 - 1
ユナイテッド航空(A)56cm,(B)35cm,(C)22cm以内-1
ターキッシュエアラインズ(A)55cm,(B)40cm,(C)23cm以内8kg1
エミレーツ航空(A)55cm,(B)38cm,(C)20cm以内7kg1
カタール航空(A)50cm,(B)37cm,(C)25cm以内7kg1
シンガポール航空3辺の合計が115cm以内7kg1

およそ3辺の合計が100cm~118cmの手荷物が許可されている航空会社が多いようですね。

上記サイズを超えて機内へ持ち込む際には、超過手数料がかかる場合がありますので注意が必要です。

なお航空会社によっては、機内持ち込み手荷物のほかに、身の回り品の持ち込みが可能な航空会社もありますので、詳細は各航空会社のホームページをチェックしてみてください。

持ち込むことが禁止されている荷物

機内への持ち込みが禁止されているものについてまとめました。

以下に記載されているものは代表的なものだけですので、詳細は国土交通省の「機内持込・お預け手荷物における危険物について」をご参照ください。

そもそも持ち込みが禁止されているもの

機内手荷物、預入荷物を問わず、そもそも飛行機に乗る際に持ち込むことができないものがあります。

ライターやマッチなど

ライターやマッチなどの燃料や着火具は、原則として持ち込むことも預けることもできません。

ただし、例外として喫煙用のライターに関しては、1つのみ機内へ持ち込むことが可能です。(預入は不可)

電池式ヘアアイロン

電池式のヘアアイロンは、持ち込み・預入ともに不可です。

なお、コンセント式のヘアアイロンについては持ち込み・預入どちらも可能です。

危険物

化粧品や医療品を除く高圧ガスや、火薬類、漂白剤、ペイント類等は危険物として持ち込み禁止となります。

預入荷物にしなければならないもの

液体類(液体、ジェル類、スプレー缶など)

1容器あたり0.5Lかつ合計2L以下の液体類に関しては、預入荷物とすることが可能です。

なお、例外として一部の液体類(飲食物、化粧品、医薬部外品)については、100mL以下の個々の容器で、それらの容器を1L以下のジッパー付きの透明プラスチック袋に入れることで機内持ち込みが可能となります

刃物・銃などの凶器となりうるもの

ハイジャック等防止の観点から、一部子供用のおもちゃを除き、刃物類や鉄砲、武具などの凶器になりうるものに関しては預入荷物とする必要があります。

スポーツ用品

ゴルフクラブや野球のバット、アイススケート靴などのスポーツ用品についても、凶器となりうるため預入荷物とする必要があります。

例外として、テニスラケットや長さ60cm以内の杖などは機内持ち込みが可能です。

機内手荷物にすべき荷物

モバイルバッテリー

リチウムイオン電池が使用されているモバイルバッテリーについては、預入荷物とすることはできません。

ワット時定格量160Whを超える大型のバッテリーなどは持ち込み不可となるので事前に容量の確認が必要です。

持ち込むことのできる個数としては、以下の通り。

・ ワット時定格量100Wh~160Whのものは2個まで
・ ワット時定格量100Wh以下のものは無制限

通常のモバイルバッテリーは2個まで、デジカメ等の小型バッテリーはいくつでもOKと考えると分かりやすいかも!

電子タバコ

紙たばこについては、預けることができますが、電子タバコについては誤作動で発熱や発火の恐れがあるため、預入荷物にすることはできません。

また、渡航先や持っていく量などによって関税等の制限がかかる場合がありますので、タバコを国外へ持っていく際には事前の確認が必要です。

ちなみに、機内での喫煙は基本的にどの航空会社でもNGなのでご注意を。

スマートフォンやパソコンなどの電子機器

スマートフォンやノートパソコン、ゲーム機などの電子機器については、預けることもできますが、基本的には機内へ持ち込むことをおすすめします。

というのも、航空会社によっては、預入荷物の取り扱いが丁寧でない場合があり、破損や故障してしまう可能性が高いためです。

高価なものや壊れやすいものについては、機内へ持ち込み、自身で管理するのが安心です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。渡航先や航空会社によってさらに細かく規制されている場合があるので持ち物には注意が必要です。

手荷物検査で引っかかってしまい、高価なもの、大切なものを泣く泣く捨ててしまうことのないように、事前に確認することを忘れないようにしましょう。

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