2018年8月、僕はとある理由から2週間の休暇を得ることができた。
どこに行こうか悩んだ(最初はポーランドかメキシコに行こうと考えてた)が、結局東南アジアを周遊することにした。
今回訪れる国はタイ、カンボジア、ベトナム、台湾。計12日間の旅となった。
Day1
休暇初日。飛行機でバンコクへ行くため成田空港へと向かう。
横浜駅から新橋駅、そこから都営浅草線に乗って成田空港へ。
8月とはいえお盆の時期は過ぎていたので、通勤ラッシュに巻き込まれてしまい、東海道線のグリーン車を利用することに…。
今回の旅のテーマは「格安旅」で、ホテルなどもかなり安めに予約していたのだが、早速の痛い出費。
何はともあれ成田空港に到着。早々にチェックインを済ませ、空港のラウンジへ向かう。
今回はノックスノートというタイのLCCを利用。14時発で、到着は現地時間18:30、6時間半のフライトとなる。
ノックスノートは2020年6月、経営不振等により倒産しました。
飛行機も特に遅延等なく、無事にドンムアン国際空港へ到着。
入国審査も通過し、バーツへ換金後、まずは荷物を置きたいと考えホテルへ直行。
タイでは「ウォラブリ スクンビット ホテル&リゾート」というホテルに宿泊。
スカイトレインのナナ駅から徒歩10分程度と交通の便が良く部屋も綺麗だったため予約(2泊約7,500円)。
※外観の写真撮り忘れていたので、楽天トラベルのURL貼っておきますね。
室内はこんな感じ。めちゃめちゃ綺麗。シャワーの水圧も悪くなく快適に過ごすことができた。
エレベーター前にあった注意書き。ドリアンは部屋で食べてはいけないそうです…って誰が食べるか!
ホテルへのチェックインも終わり、スーツケースを置いて晩御飯を食べにいざ鉄道市場へ。
ラチャダー鉄道市場入口。最寄駅のタイカルチャーセンター駅からほんのちょっと歩くけど、市場へ向かう人が多く流れに身を任せれば迷うことはなさそう。
すごい人混み。縁日の屋台がずらっと並んでいる感じ。
ちなみにこの出店の屋根がカラフルでかわいいと良くガイドブックに写真が載っているが、それは隣接するショッピングモールの駐車場から撮ると良いらしい。今回はフォトジェニックよりメシジェニックだったので晩御飯を優先。
タイ初ご飯のトムヤムクン(350バーツ、日本円で1,200円くらい)。エビがほぼまるまる1匹入ってるんじゃないかというボリュームとトムヤムクン特有の味がめちゃくちゃ美味しかった。
パクチーが入っていて最初しんどかったけど、食べ進めるうちに意外と慣れてきたため無事完食。
想像以上に量が多く、他にも美味しそうな食べ物は沢山売っていたが断念せざるを得なかった…。
無事に晩御飯を済ませ、ナナ駅からホテルへ戻る最中に、とある建物を発見。
そう、もちろん紳士の方は既にご存じでしょうが、こちらはバンコク随一の歓楽街、ナナプラザです。
事前の調査で存在は知ってはいたのですが、まさか最寄り駅からホテルまでの道のりにあるとは…。
自分も男だし、せっかくタイに来たのだからそういうお店にも入ってみたいという好奇心が抑えきれず、とりあえず中の様子を覘いてみようと近づいたところ…
「オニイサンドコカラキタノ?イッパイ、ドウ?」
詳細は覚えていないが、多分こんなことを言われながら、美女が二人腕を組んできた。
当然キャッチなのだろうが、悪い気はしない。
「日本から来てるの。飲むかどうかはまだ決めてない。」カタコトの英語で返事をする。
日本人と聞いてか、かなり強引に引っ張っていこうとする。ただ、僕はまだ内心びびっていたのでその場から動かないように踏ん張っていた。
はたから見ると「ねぇ行こうよ~」「えーもうちょっと考えさせてよ~」とイチャイチャしているように見えるかもしれないが、この美女二人、思いのほか力が強かった。結構本気で踏ん張ってた僕。
しばらく押し問答をして、ふとあることに気づいた。
この人たち、男性だ!!!!!!!
男性という表現は正しくないかもしれない(タイでは、性別が男女だけではなく、合計18種類もあるそうなので、どれに当てはまるのかは外見からは全く分からない)が、肩幅が広く、1人は喉仏も見える。
びっくりした僕は、2人の美女の手を振りほどき、逃げるようにその場を去った。
ホテルで調べたのだが、ナナプラザは女性だけではなく、レディーボーイのお店などもあるそうだ。そりゃそうか、タイだもんな。
その日は夜遊びをすることもなく、おとなしくホテルへ帰り床につくのであった…。